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2016年12月 7日 (水)

12月

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気づけばもう12月なのであった。
8月の、怒涛の執筆(とは言っても小説とは違った仕事だったのであるが)から今日までの4ヶ月はとりわけ早かったように思う。
8月の仕事は、振り返ってみれば、その仕事にとってわたしの役割が大きかったかというとそうではなかったし、自分の存在スペースの小ささを、頂いたギャラが正しく表していたような感じではあるのだが(笑
それでも書いて書いて書いて、あっという間に夏が終わった。

9月に入ると7月までやっていた原宿サロンが神楽坂に移り、
週1でやっていたのが月1になるから多少は楽になるかと思えば(作業や体力的にね。うたタネ♪、心はいつも楽しい)週1から月1に変わるというのは、
その分「継続してゆく日々のもの」が「非日常的なイベント」になることでもあり、
毎週ということで、月あたまは台本を見ながらゲネ的な始まりで最後は出来上がっていく、その過程をも楽しんでもらえたサロンとは少し違って、
はなから「出来上がったもの」を見せねばならぬということで、
これまた準備に多忙を極めた。

前に「のだめカンタービレ」が映画になる時に主演の上野樹里が、
「前と同じくらい面白い」と観客が感じるためには、
実は前よりも進化していないといけなくて、本当に「前と同じ」レベルでは、
観客は「前と同じ」と感じないのだと言っていたけど、まさにそう。
それは飲食店でもなんでもそうだと思うのだけど、
「同じクオリティを保つ」という言葉の意味は実は「進化し続けている」ということで、その言葉のねじれの奥に、真実が眠っている。

というわけで、さらなる進化を遂げるために、
わたしはまた新しい戯曲「世界と永遠」を書き、
そのあと「燃えて、ギリシャ」も書いた。
こうやって順に書き連ねていくと、
メジャー土俵では「しいん」としている今年のわたしだが、実は大変多作なのである。笑。(自分で言うなって感じだし、アンダーグラウンドな世界での話だが)

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そして話を戻すと10月の「世界と永遠」の再演の、宴のお開きから、数時間も経たぬうちにわたしは成田空港よりギリシャに旅立ったわけなのである。

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(2016.11.20「燃えて、ギリシャ」2幕より、ザクロ夫人と、メリクォスと、歌姫メルディガード♪)

ギリシャでの10日間はあっという間に過ぎて、
あっという間の中に、旅独特の凝縮した時間がゆったりとたゆたっていて、
ここにまた言葉のねじれがあるのだけれど、
自分の書いた戯曲の言葉を借りると、わたしは一瞬の時のねじれを小さな洞穴にぎゅっと閉じこめて、いや、きっとあそこで起きていたことはその逆で、
いつか小さな洞穴にぎゅっと閉じ込めた時のねじれを、迎えに行くような、
引っ張り出すようなことだったのだと思うのだけど、

わたしはまだ、そこで引っ張り出した「永遠の引き出し」に関して沈思黙考中である。実際のところ沈思黙考中だと完全に公言してしまっている今、
またもや言葉がねじれまくっているのであるが。

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「気づき」を与えてくれたアラビヤの旅と今回のギリシャを比較すると、
今回は完全に「確認」の旅であったような気もする。
同時に「わからされた」感じでもある。
アラビヤで起きた出来事が、ぐわああん!と頭を殴られたような感じ、
であったとするなら、
今回は頭の中にしんしんと流星群が降っているような感じ、
よりいろんなメッセージが明確で直接的であっただけに、
またわたしの行き先は、旅前と旅後ではガラリと変わってしまうこととなった。

今はつまり、ガラリと変わってしまった2017年の目的地に向かうための、
新しい支度の時間ということなのだと思う。

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それは、人生の目的地が変わったとか人生観が変わったわけではなくて、
それはむしろ変わることなく、重ね塗りをくりかえし、
どんどん揺るぎないものになっているのだけど、
まあ、なんというか空路の方が早いし急がねばと思っていたのだが、
船で行くことにしよう、その方がじっくりいろんなことを考えられるから、
みたいな風に変更した感じなのである。

たぶんどんどん、周りがわたしに対して思う「今すべきこと」と、
わたしがわたしに対して思う「今すべきこと」には、来年どんどん隙間があいてしまって、それに対して周りを納得させられるだけの言葉を用意できるようにも思わなくて、人が好きで、関わってくれる人になるべくちゃんと対応したい自分としては、その隙間はもどかしくて苦しいものとなると思うのだけど、

今そっちではなく逆に向かうことが答えだと、感じてしまっているので、
2017年はともかくそれを貫かねばならない。

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それを貫いてゆけるための、準備を、今、している。

久しぶりにブログを書いてみて、やっぱりいいな、と思った。
最近、このブログはあんまり更新できてないのだけど、
ここから全てが始まったことを思うと、
自分はこの場所で何かを書くことを続けていかねばと思う。
FbともTwitterともインスタとも違う、
小さな小部屋の中で自分のためだけに書いているような、
もちろん誰かが読むかもしれないことはわかっていながら、それでも、
どこか第4の壁がそこにはあって、
わたしはその内側で、自分の時間だけを過ごしているような、
その独特の気配の中で生まれる言葉があって、

それらが今、書きながらわたしを整えてくれているのを感じる。
ブログに比べると、FBやTwitterはずっと騒がしく、慌ただしい。
ゆっくり文章を書いていると申し訳ない気持ちになる。
長文は「なげっ」って感じに言われるし、
タイムライン、なんてものがロールのようにどんどん流れていて、
川の真ん中で要点だけを叫ぶような感じだ。
わたしみたく「えっと、あの・・・」ってなっていると、
あっというまにまた時が覆いかぶさってくるような感じ。

そうは言いつつ、FBの手軽さに、
ついついサクッとそちらに投稿してしまうのがわたしの「日々」だ。

けれどわたしの心臓はここにある。
わたしと、ここにわざわざ、わたしの様子を見に来てくれる人のために。

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(風景の中に自分の足を入れるのが好き。人のからだの一部が入ると、景色はぐんと生々しくなって、その場所に人が「いる」って感じがする、そこが好き。ああ本当にギリシャの突端の海岸に、わたしは、あるいはモカコちゃんは、いたのだねーって感じがね、いいよ)


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