詩人と小説家が見つめたドバイ—
ご来場くださいました方々ありがとうございました!*.。(๑・∀・๑)*.。
よく考えたら「小説家」として来て下さったお客様とふれあい話す、というような活動はかなり珍しいことでした。
B&B(本屋)の中川さん、博報堂ケトルの花井さん(悠光ちゃんの編集者でもある)、
そして、起点となってくれた悠光ちゃん、
この3人が紡いでくれたグルーヴがとても心地よくて、お客様も温かく、
すてきな1日になったことに感謝しています。
悠光ちゃんはどの瞬間も揺るぎなく詩人であるけれど、わたしは悠光ちゃんの素敵なわたしへの形容をお借りするなら「市井の人」として、
神楽坂のBarに土曜だけいるお姉さん、とか、
六本木alwaysのれいこママのできそこないの右腕、とか、笑
銀座のラウンジにいるあんま水っぽくないちょっと変な子、とか、
いつも稽古場にいて雑用係みたのしてるけどあのひと実は作家らしい、
みたいな、いろんなわたしがいて、
そこで出会った人たちとの関係は常に小説家であるまえにモカコであるわけなのだけど、
そしてそれがわたしの生きかただなあとも思うのですが、
それら市井のわたしの姿は最終的に小説家中島桃果子の中に還っていくものなのだろうと、わたしがいちばんわたしらしく気負わずいられる姿は小説家であるという状態なのなだと思い、撮って頂いた写真などを客観的に見ても、いちばんしっくりする顔つきをしているので笑、
こういうものを天職というのだろうな、と改めて実感させていただきました。
五感を語感に互換して、細胞にとりこんだそれらすべてを、 言葉として皆に伝えてゆく。
UAEという国、イスラムという生き方は、
この日本で大変誤解されていて、それらの真の姿を、
ほんとうにすこしでも伝えることができていたら幸いです。
最後に悠光ちゃんと一緒に朗読した詩の最後の5行を紹介します。
(また今度朗読動画は載せますね!)
うたタネでも朗読してくれた「この惑星(ほし)の結論」 彼女はたった1週間でその最後を書き換えてきました。6月7日の為に再編された詩であるので、一応タイトルは「無題」となるのですが、刻一刻と変わる「今」をからだ全部で感じて、即座に「今」の言葉をつむいでいく。その瑞々しさに大変驚き、感動しました。
わたしたちは光の速さで地を去って虹となって帰ってくる、ひとつの玉だ。
ここへ帰り着くために降り注いできた。
傘を叩く雨粒よ、知らせて欲しい、
きみがこの惑星(ほし)に呼ばれたわけを。
詩/文月悠光
ご来場くださいましたみなさま、どうもありがとう!
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