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2013年12月

2013年12月31日 (火)

年越しを控えて。

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年越しを控えて。
あっという間に一年が終わろうとしています。支えてくださったすべての皆様に尽きせぬ感謝を。

六月に祖母が亡くなりまして、新年のご挨拶ができませんので、いま皆様にご挨拶させていただきます。

思えば激動の一年でした。

正月に変な石を拾ったり、引っ越しがあったり、ずっと働いたalwaysがおしまいになったり、

幕引き、または幕開けと呼べることが繰り返し起きた年でした。いや、もしかしたら幕引きまたは幕開きと呼ばれることばかりの年だったのかもしれません。

ひとりの人間の死というものは、こんなにも自分や家族を、根っこからぐらぐらと揺るがし、その人が存在しない世界が「世界」であり「現実(いま)」なのだということをこんなにも解らせてくれないものだと、痛感しました。

妹が描いた一枚の漫画が実家の冷蔵庫には貼られていて、そこには公園を横切って我が家に向かう祖母と、それを見てなにやらたくらむ黒猫ムサシ、我関せずと鼻水垂らして寝ているバニラが描かれています。

この家でなんどでも繰り返される、それは怠惰で平凡な日常の姿でした。

それがほんの数年の間に、郷愁や、思い出になってしまいました。
この漫画のメインの登場人物であった、おばあちゃんと二匹の猫、その全員がもう、この家にも、この家以外のどこにも、いない今をわたしと家族は生きているのです。

それらを咀嚼するのに、わたしはまだ時間がかかっています。

同時に「芽吹き」もあった一年です。
妹がおめでたになり、
わたしは生身の志磨さんと初めて対面を果たし、
それから、
いま、わたしを最も見守ってくれていると言える人とも出会いました。

悲しみの大地から、涙を吸収して芽吹く、新たな命や新たな希望、その美しさにも気づいた年です。

ー別れを知り、ぼくら、大人になる。それでも喜びはロリータ、まだ出会う前の、誰かへの祈り

大きな別れの予感もしないときに、心にひっかかった、まさにこのフレイズ通りの一年でした。

支えてくださったすべての皆様に口づけを。

どれだけ悲しみを胸に抱いたままであっても、
始まりの朝は美しい。

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2013年12月28日 (土)

バスタイム読者のススメ

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バスタイム読者のススメ
※長さ=ちょい長 内容=ライト

実はわたし、お風呂に本を持ち込むことを「仏像を踏む」と同じくらいのことと考えていてこれまでほとんどしたことがありませんでした。なんか本が可哀想だし、本に失礼な気がして。けれどこの神楽坂のリビングルームのあまりの寒さに耐えきれず、とうとう「はだかんぼうたち」をバスタブで。
(はだかんぼうたちをバスタブで、ってなんかしっくりくる響き♪)

のぼせたらあがって、冷えたらまた入ってを繰り返し読了まで3時間過ごしてみたらば、バスルーム読書のなんたる素晴らしいこと!笑 
*.。( ・∀・ )*.。

きちんとしていれば本も濡れたりよれたりしないし、冷え性のくせにカラスの行水のわたしの冷たい内蔵も、芯からぽかぽかに。
おまけにクリスマスに母が買ってくれたーー買ってあげたじゃない、買って貰った@34歳ーー (    )  WELEDAのバスミルクのアロマにすっかり心もほぐされ、
たちまちバスルーム読書派に改宗してしまったモカコです。

こういう風に午後を贅沢に使うって、すごく大切。
これからは長風呂で一冊の至福の時間を大切にしようっと。
実は24日から身体作りに外堀を走りはじめて、昨日なんか走ってからのバスタイム読書。充実しているではないか!そのあとバイト@銀座にも行ったし!

土曜の午後は岩合さんの「ネコ歩き」を見ながら遅めの朝食。最近夜ご飯抜いてるので、朝ご飯の美味しいこと!モロッコ編をみたんだけど、やっぱりモロッコ行きたいと思いました。
最近、野心的な目標ばっかりではなく人生が充実するための夢や計画もたてていこうって思って、毎年必ずどこかに旅行行こうと今日決断。そしたら39歳までに今年のNY入れて6カ国も行ける。魅力的!もうひとつ年始から始めようと思っていることがあるんですが、これはデビューしたらお知らせします(*´ `)

江國さんの「はだかんぼうたち」
読み始めたら止められない性分にで、「カイユボット展」を日曜にずらし、豊潤な午後を過ごしました。期待を裏切らない読後感で、わかっているのにまたまたやられてしまいました。
江國さんの最近の本では「金平糖の降るところ」が一番やられていたのですが、同じようなやられかたをした感じです。装幀も美しい。

江國さんの本ってなんの結論もなくすとん、ていきなり終わる。道徳や時代やなんかいろいろなこと、に縛られずに、どこかしらない深い地下で粛々と流れる水のような、ある種「2013今」と切り離された世界がそこにはあって、物語になにか結論を出さなくてはいけないように思ってしまっていた自分を、わたしはとてもちっぽけで恥ずかしく、時代に押し流されているように思うのでした。この数行はモノカキとしての感想です。

ひらがなが美しい江國さんの本たちですが、「はだかんぼう」は綺麗な漢字がいっぱいでてきてすっかり見惚れてしまいました。三和土(たたき)とか、なんか他にもいっぱい。三和土より美しいのいっぱいあったのにいまそれしか思い出せない。
いまからシチリアのネコ散歩を見て、軽く昼寝、そしてテンカラへ向かいます。

ああ、モロッコ行きたいな。青い壁の街でランチをしたい!いや、する!笑

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2013年12月23日 (月)

半年ぶりの…

愛郎カット!
(((o(*゚▽゚*)o)))
昨日ななさんにキリストみたいといわれたボサボサヘアーに別れをつげ、キリスト断髪式の真っ最中でございます。

生きている限り毎日、まだあがっていない作品のことを、おそらく考え続け、追い込まれ続けるであろう人生ですが、今日だけは、一旦全部リセット!
東京に遊びに来ている母と、丸の内をブラブラして、バスミルクやらボディオイルやら買って、女として怠惰な日々にもリセットします。
こういうラグジュアリーな一日がいかに大切か噛みしめるなう。
七時には帰宅してフィギュアに滑り込み!
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2013年12月17日 (火)

トークショー無事に終了しました♪

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関西でのトークショー、無事に終了しました!
✿♬゚+.(。◡‿◡)♪.+゚♬✿。
ひょんなことから付き添ってくれた沙央里の存在にとっても支えられました。
machikoちゃんと入念に打ち合わせしたはずのトークショーでしたが、
実際本番が始まってみると、初めてのこともあって、なんだか緊張してしまい、
まごついたスタートになってしまいましたが、温かく見守ってくださった皆様に心より感謝します!人前で話をするのはなかなか難しいですね!

参加者はほんとに多岐にわたりまして、宝塚に入るためのミュージカルスクール時代の同期から、日本語の先生まで。NYから帰国中のヨーコや関西在住のalwaysのお客様がご夫婦できてくださったり、手作り感あふれるトークショーが、
温かい客層によって色づいた夜でした。来て下さったみなさまに感謝!!

終了後は、ワールドエンズガーデン(古本)のオザワさんはじめオザワさんのお友達や時間がまだあるわたしの友人数人でプチ打ち上げをしました。
このメンバーは文学に精通した方が多く、「ストロベリーショートケーキラム」も読んでくださってそれについての意見交換など、なんだかレアで貴重な時間を過ごしました!
そうそう!作中に出てくる「スティファニー」が「ティファニー」だと気づいてくれたオザワさんがティファニーの画集を用意してくださっていました!
(下の写真でさおりが持っているやつ)
あ、でもラムが描いている絵はもっとアグレッシヴですけどね!!

今回のイベントを企画してくださったmachikoちゃんに心より感謝をこめて!
また機会があればこういう風にミニマムな空間で、丁寧にひとりひとりと繋がることができるようなイベントを時々してゆけたらなあと思います。
そのときにはもっと空間の話運びをうまくやりたい!笑

ご来場頂きましたみなさま、ほんとうにありがとうございました!これからも精進したいと思います!写真はbyさおり。トークショーの模様など。

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2013年12月13日 (金)

NYダイジェスト☆

ちょっと11月ものすごくたてこんでおりまして、ブログすらまともに更新できていません。
NY紀行書きたいのですが、いま大切な作品のラストスパートですので、
とりあえずダイジェストを☆

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Artの街でARtするわたしたち☆

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セントラルパークったら秋景色☆黄色いバスも☆

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Josepと3年ぶりの再会!!マグノリアベーカリーのレッドヴェルヴェットを食べる!!

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元上司の店ではしゃぐ〜〜ʅ(◔౪◔ ) ʃ

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2013年12月11日 (水)

モカザキマチコ展開催中!

NEWS!!!

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JR灘駅の近くの古本屋「ワールドエンズ・ガーデン」にて《モカザキマチコ展》絶賛?
開催中です!!

岡崎京子さんのPinkをモチーフにわたしが短篇「ストロベリーショートケーキラム」を書き、それをモチーフにmachikoちゃんが作品を制作、展示しています。
machikoちゃんのこれまでのイメージとは異なる大人っぽい作品です。

2013年12月7日(土)〜15日(日)まで開催のこの個展、15日(日)18:00〜なんとわたしのトークショーあります!!(•'╻'• ۶)۶
小さな古本屋さんですし、座談会のような感じになると思われますが、地元の方々よかったらいらしてくださいませ。

参加費は1000円《ドリンク代込み》
限定25席 予約は078-779-9389(ワールドエンズガーデン)

です!!

トークショーの内容は「Pinkとピンクの狭間を語る」つまり、岡崎さんのPinkをいかに解釈しわたしとmachikoちゃんは作品を作ったか、そしてそれをみなさんはどう感じたのか……etcなどざっくばらんに話したりできたら。と考えています。

現地で、短篇といえど小説をお客様が読むのは難しい…ということを2006年の「Unitedkingdamの優しい雨」@恵比寿で学びましたので、
今回は個展開催中ネットでも小説が読めるようになっています!!
桃果子・著「ストロベリーショートケーキラム」は、タイトルをクリック!!
あとがきもあります!!
現在個展開催中にて挿絵は控えめ。代わりにNYの写真を楽しんでください。

なお、岡崎京子さんのファンサイトでも告知されています!!
http://www.asahi-net.or.jp/~aq4j-hsn/okazaki/index.html

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はじまり、はじまり、そのはじまりのPink
♪ローザ、ロゼウス、ローザウィ……
 ギリシャ語でピンクは「ロドクルーン」
 すべての仕事は売春か?
 君、愛を売る道に鴇色(ペールローズ)の夢を垂らして、
その白き胸を桜桃色(チェリーレッド)の貞操で染め上げてごらんよ。

いつもいつでも雛祭りに生まれた君の色言葉は、
「愛されることを知って美しく輝く人」なのでありました——

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2013年12月 9日 (月)

東京の秋

六義園に行ってきました!!
東京の紅葉は初!*・゜゚・*
:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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2013年12月 8日 (日)

紫のバラのひと。

紫のバラのひと。
今日は最高の夜だ。
ドレスコーズは素晴らしいし、
志磨くんは素敵で、

紫のバラの人から花がきてる。

こんなふうに、永遠に物語の中で生きて生きたいといつも思ってる。
誰だ、こんな気の利いた悪戯をしたひとは。

あぁ。
すべての映画は 僕らのエチュードだ
エンドロールには
すべてのキャストの名前を刻むよ
思い出せるかなー

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2013年12月 6日 (金)

モカザキマチコの告知

実は半年ほど前に、「蝶番」の装幀を手がけてくれたMACHIKOちゃんに、ある仕事を依頼されました。それは12月にMACHIKOちゃんが行う個展のモティーフに連動した短篇を書くこと、そしてトークショーをすること。
そのモティーフとはなんと!岡崎京子さんの「PINK」です!わお!

大好きな作品ですが、ご存じのようにわたしもマチコちゃんも、どちらかというと世界観が岡崎京子さんとは重ならないタイプです。
けれど、だからこその広がりもあると信じて、現在わたしなりの「ピンク」を追求して執筆に向かっています。

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ーはじまり、はじまり、そのはじまりのpinkー
♪ローザ、ロゼウス、ローザウィ・・・
 『ギリシャ語でピンクは”ロドクルーン”』
すべての仕事は売春か?
 君、愛を売る道に鴇色(ペールトーン)の夢を垂らして、
 その白き胸を桜桃色(チェリーレッド)の貞操で染め上げてごらんよ。
 いつもいつでも、雛祭りに生まれた君の色言葉は、
  「愛されることを知って美しく輝く姫(秘メ)」なのでありました・・・

ーーーーーーーーーー
というわけでモカザキマチコ(中島桃果子×MACHIKO)が送る、岡崎京子の世界、
場所は関西の灘にある古本屋さんです!関西圏のみなさま是非!
トークショーは12月15日(SUN)18:00スタート!!
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2013年12月 4日 (水)

(も)ネイル

モネがお気に入りのさおりさんに「モネネイル〜♪」
と写メおくったら
「もネイル…」
と返ってきました。
どうも愛しのモネさまとは一緒にしたくないみたいです(笑
モカシャンエテ、もカミカゼ、モカハマ…モイケル…
(も)をつけてごまかしているものがたくさん……!

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2013年12月 3日 (火)

たまにはウダウダ書いてみよう

NYから帰ってひどい風邪をひいてから、まったくもって生活に「リズム」がとれなくなってしまった。もはやリズムがないのがリズムといえるような…
せっかく朝型に切り替えて規則正しい生活をしていたのに、、と思いつつ、
やらねばならぬ執筆が11月はわりとあったので、
とりあえずしこたま寝て、しこたま書くことにしようと、現在しこたま書き続けて15時間になるところ。

まだ皆に何とは言えぬが、新しい短篇を2個書いて、そのうちひとつは没になり、長編を手入れして、さらに過去作品の短篇を大きく改稿した。
ようやくラストスパートいけそうだった「船パリ」も残念ながら上記の作業で一時休止中だったので、ようやく本日より(いや、いまから寝るよ、さすがに寝るけれどもさ)、船パリを再開させることができそう。なんとか来週末には書き上げたい。

いま金土以外はほぼ書いているというれっきとした作家生活を送っているのだけども、どうも調子を取り戻してこられたのはここ数日のような気がする。

個展の為の短篇に驚くべく苦心して、
なんでこんなに書けないんだと、
気持ちが悪くなって衝動的に便器に吐いてしまうがごとく、言葉や感情が白い紙の上にこぼれおちていた過去を懐かしく思ったりしていた。
けれども「あー辛いなあ」と思いながらもそれでもなんとか書こうとしていると、すこうしづつ、すこうしづつ、チューニングが合って来て、
没になった物語なんかは特に深い考えもなく、数時間でさらさらと書き上がってしまって、没になったことよりも、なにかがこの手に戻ってきたことに、
わたしはホッとすると同時に「ぎりぎりだったのかもしれぬ」怖ろしさを感じた。

自分の軌道がきっとここ二年くらい、その創作していける軌道から、すこしづつ離れていっていたのではないかな。
人にはなにかに極端に没頭しなくてはいけないときがあって、いまそれではないかな。

なんだろう、NYにはなにも期待せず、ただ楽しむ為だけに行ったのに意外に大きな発見をして、それはわたしはやっぱりルソーやゴッホになりたいということだった。

先日わたしは「ゴッホじゃやなんだ」というブログを書いたけれど、
ゴッホのような作品が書けたら、ルソーのような作品が書けたら、始めてそこで、まっとうな評価がほしいけど、日曜作家って言われて困窮して、歴史に埋もれてしまうのは嫌だけど、でもそれよりもなによりも、
わたしには時代にうまく合わせる器量があったピカソやマティスや、ゴーギャンの持つ才覚よりも、貧困にも困窮にも揺らぐことなく、下手くそだとか、やめちまえだとか言われて一枚も売れなくとも、「自分の信じる世界」を紡ぎ続けた、その、あくなき探求心をなぞらえるように生きた彼等のようになりたい。
まず彼らが紡いだ、技量やセンスなんかをおおきくはみでて、胸を揺さぶられる「何か」がど真ん中にあるような、そんな作品を作りつづけなくては。

デビューして五年になるのにたいして売れてないし、これじゃ一本立ちもできないし、NYのタクシーの運ちゃんに「六冊出してstill not famous!?」って笑われちゃうし、本を出すことができて→出し続けることができていて→その先にあるのは有名になること、もしくは執筆だけで食べていけること、が正しいステップアップのしかただと思っていたけど、なんか多分そうではなくて、

わたしを好きな読者が、どこかでほんのわずかな文章を読んでも
「これは中島桃果子だ!」と言い切れるような、どこもかしこもわたしでしかない凄まじい作品を作ること。その深度を深くしてゆくことこそが、次に目指すべきところなのではないかと思う。変わりゆく時代の中でそれに乗らないことは怖ろしいが、
それを怖ろしいとも思わないふてぶてしさが、時代を止めるような、
百年も二百年も残るような、普遍的な作品に繋がるのではないかしら。
小説とはもしかしたら、演劇よりも絵画に近いのかもしれない。

土曜日にテンカラで、ヤマキさんが持って来てくれた画集を見て、わたしはひどく心を揺さぶられる絵を見つけた。
「これ好きだなぁ……」そういうとヤマキさんが笑ってこういった。
「モカコさん、これルソーですよ」
きっとそういうことなんだと思う。
本物はクレジットを必要としない。

中島桃果子という正し書きを必要としない作品を産む旅に出るのだ。
たとえ大御所に小説をわかっていないと言われても、技量がないと言われても。
売れない本を書いていると言われても。
もはやそこに自分の重心がないのなら、そんなことはどうだっていいだろう。売れたいと売れたいとは言うけれど、そのためにどう書いたらいいかというよりは、とことんわたしらしい作品とはなにかとかってどんどん掘り下がってしまうわたしは、きっとほんとうはそんなに売れたいと思っていないのではないかな。なんかそう思う。
とことんわたしらしい作品がありきで、そしてできればそれが売れたいのだ。きっと。

時代という水流の中で、自分の回りの流れを止めること、
それはたやすいことじゃないだろう。
けれどそこで見事に止まって見せたひとたち、それがゴッホやルソーなんだと思う。
流れに乗るのではなくそれを上手につくったひと、それがピカソで、
誰がどうみてもいいものはいい、そういうものをてらいなく作れた天才がモネだ。
モネはaikoやユーミンに近いと思う。
もし自分にそのどれかができるかもしれないとしたら。
そう考えると答えは明白なのである。
ゴッホじゃやなんだと言う前に、ゴッホにならなくては。

ちなみに二つの短篇はたいへんわたしらしいものになった。
これが自分なりの新しいスタート。
このおふたりの不器用な自画像が大変愛らしい。
R02 Goho

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