« (A)rtistic(P)antie新聞4/24 | トップページ | »

2013年4月26日 (金)

FDF第2話UP!!

【其の二 マイヨ・ドゥフォル=月抜けるまで潜る行為】

フィリア・ドゥ・フェティソの幕間休憩。
 それは、みながこぞって飴の為の籤(くじ)を買いに行く時間であり、トイレに行く時間であり、お腹が空いた人は軽食を食べ、喉が渇いた人はその喉を潤し、またはあまりの妙技にしばし呆然としながら二部に備えてゆっくりため息をついたり、そういった観客各々の為の時間である。しかしながら、観客を魅了し、一度心を捕らえたなら一時も離さない、蠱惑的なこのサーカスには、休憩でさえ席を立つのも惜しい仕掛けが場内に施されている。
「深海」と呼ばれるその仕掛けは、正確にはあくまで幕間の余興であり、演目ではない。
 一部のサーカス「シルク・ド・フィリア」が終わると、客席は明るくなり、同時に舞台は暗くなる。そこに大きな筒状の水槽が現れる。暗闇の中ぼんやりと青い照明によって照らし出されるその水槽の上の方から、人魚のような姿の生き物が発光し、旋回しながら底の方に降りてくる。そしてゆらゆらと漂いながらまた上の方へ昇っていく。その繰り返しである。
 ただ静かに泳いでいるだけの人魚というか魚人は、しかし、二十分という休憩の間、一度も息継ぎをしない。
 人なのか魚なのか男なのか女なのかもよくわからない、神秘的な動きのあまりの美しさに、人は「深海」を感じ、ついつい見惚れてしまう。ゆったりと流れる深海の時間に身をゆだねている間に籤を買い損ねてしまう観客たちも。
 パンフレットには、プラナ・マイヨとだけ記されている。おそらく宴者(えんじゃ)の名前であるが、性別すら定かではなく、他のスター宴者とは違い、その存在は謎に包まれている…。

ーーーーーーーー

艶蜜花サーカス フィリア・ドゥ・フェティソ
続きはコチラで!!!

(F)ィリア・(D)ゥ・(F)ェティソ/第二話UPされました!!(*゚▽゚)ノ
今月もFDFこと艶蜜花サーカスをよろしくお願いいたします〜
第2話のタイトルは「マイヨ・ドゥフォル」この言葉、一体なんなんでしょうか?

|

« (A)rtistic(P)antie新聞4/24 | トップページ | »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« (A)rtistic(P)antie新聞4/24 | トップページ | »