« 新連載スタート!!(*゚▽゚)ノ | トップページ | 誕生日デシタ! »

2013年3月30日 (土)

ソメイヨシノ

Img_5188

ーソメイヨシノー

竜之介と初めて会った、会わされたのは美術館だった。
それを取り計らったのは芳本かをり(よしもとかをり)、実環子の高校と、駅と、その場所を結ぶとちょうど三角形になる、つまり学校帰りに寄るにはしばし不便な位置にある画材屋の店員である。漆黒の髪が背中の真ん中あたりまであり、前髪はまっすぐ切りそろえられ、肌は、向こう側が透けて見えそうに白く、白雪姫に似ていた。

年齢はよくわからなかった。

見た目は十六くらいに見えたが、話すと二十五くらいにも思えた。その白い肌によく合う、さくらんぼ色の唇をしているのに(一度すっぴんを見たときはそうだった)なぜか、いつも必ず、コンシーラーのようなベージュの口紅で元来の赤みを抑えた上に強いオレンジ系のグロスを重ね、四時頃の夕日のような口をしていた。その唇を震わせ「いらっしゃいませ」と小さく言った。

ーーーーーーー
ソメイヨシノが満開の東京の街に。
「眠らないため息」よりソメイヨシノ。
わたしが受賞後最初に書いた小説です。官能小説です。
かしこ。

続きはコチラ!笑

3425_477561855644683_1132673030_n

Img_7827_2

きっかけはピンクだった。そしてきっかけは少しずつ色を変え、きっかけでなくなり、放物線を描いて、今、実環子の前に転がっている。


|

« 新連載スタート!!(*゚▽゚)ノ | トップページ | 誕生日デシタ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新連載スタート!!(*゚▽゚)ノ | トップページ | 誕生日デシタ! »