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2013年2月22日 (金)

執筆メモ♡フルール

今日はとても冴えているので、プールでふと降りてきた閃光のような思いつきを、数時間かけて練り上げて、裏付けしながら連載のプロットを構成しています。
「魔女と金魚」以降あんましやってなかった「ありそうでない世界」の勝手構築があまりに楽しくてこれが官能小説であることを忘れそう。
この世界観の設定自体が匂い立つような雰囲気に満ち満ちているのでもうセックスシーンいらなくない?って気分ですがそういうわけにはいかず。
ああ。この作品きっと凄く独特の色香のある世界になるから、ラノベだと思わずにみんなに読んで欲しいな。ムーランルージュやバーレスクや歌舞伎やキャバレーやら、アングラ演劇やら。自分はやっぱりそういう楽屋の香りが好き。
煙と小屋と照明と白粉とかの混ざった匂い。

「すべては濁光の下にあって美し」
「楽屋の猥雑な脚」

このふたつの言葉はいったい誰のものであったか。
船パリの時代考証で得た猥雑な色香の、船パリの純情では使いこなせない、
こし器の布にくすぶったままの残り糟を筆につけて、
華々しく春画を描いてやろうではないか、この「ラノベ」という屏風の上に。

春画の特集をした芸術新潮では春画は「日活ポルノと同じ。ポルノ、という口実のもとにありとあらゆる芸術的な実験をしている」
と書かれていた。
きゃりーぱみゅぱみゅも同じ。「カワイイ」という、ひょっと入りやすい入口の奥で、なんとまあ前衛的な芸術を、彼女は意図的に繰り出していることか。

通勤時間の隙間にさささっと見ればいいと思っていた人たちが、家に帰ってもう一回ゆっくり読もうと思ってくれたらそれはもうひとつ垣根を越えたことになる。
屏風に描かれた猥雑な脚を、ひとはどう見てくれるだろうか。
その楽しみに向かって今から色々「実験」する。
みいきが忘れたこの花は、世界観が色で溢れるように。
添えた春画お猪口は、これがそもそも官能小説であることを忘れないため。
この写真みたいな小説ができたらいいね。

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