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2012年11月21日 (水)

うたかた

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世界で1番わたしが愛している短篇と言ってもいいかもしれない「うたかた」
ときおり読み返してその度に救われている。
こういうシンプルで豊かな物語を書けないものか。ゾッとするくらいに完璧で、いつもため息が出てしまう。

ずっと、この登場人物の「嵐」のような人を探している。
きっとたぶん、いつか《やっぱりそうだった》と、予感を実感に変えられる日がくるはずで、だからこれからもずっとその日を待つのだと思う。

『だって、あれよりも誰も好きになれないんですもの。もう決めたのよ』(うたかた  より)

こんなことをさらっと言える女の人は、いそうで実はなかなかいない。
だからこの言葉には唯一無二の輝きがある。

あえて、主人公ではなく、主人公のお母さんの言葉を抜粋。
ちなみに「嵐」は物語に出てくる男の子。

「嵐とは一度キスしただけだ」

この言葉で始まる書き出しもとても好き。

そして、まだ読んでいない江國香織があるってことの至福さったら。

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