もはやこれは船パリの為の…
もはやこれは船パリの為に行われた資料の開架ではないかと思われた、
郷土天文館の午後。(開架っても手にとってはみれないけれども)
ちほに「凄く良かったよ」と教えてもらって行ってきたのは築地の聖路加病院の向かいにある、郷土天文館。その6Fに明石ドームっていうのがあって、そこで「ふたつの銀座復興ー文明開化とモダン文化」っていう催し物があったので、昭和初期のキャバレーの話だとうたっている船パリ的には絶対行かねばならぬだろうと行ってきました。なんと入場料無料!
いやはや、あまりに収穫があってびっくりしましたよわたしは。
昭和初期のカフェーやバーの開店の案内状なんかもあってびっくり!
個人的に「カフェ クロネコ」が創刊している雑誌が気になっています。
ロートレックぽいちょっと猥雑な雰囲気の女の人の絵が表紙なの。
昔の銀座の店舗地図とかもあって、食い入るように見てしまいました。
「ここにカフェ・タイガーが…なるほど」みたいな。
銀座のディスコで4年勤務してたゆえ銀座の地理がバッチリ頭に入っていたからかなり理解しやすかった。なんでも経験ですな…・。笑
そしてこの特別展もさることながら、常設と言われた港区の歴史展みたいなやつで、
わが憧れの長谷川時雨サマがフューチャされているではないか!!!!
なるほど時雨サマは生粋の江戸っ子だからであるのですが、
時雨サマが刊行された本の装幀も全部陳列されていて感動もひとしお!!
竹久夢二や高村光太郎が装画を手がけたものもあったりなんかして。
キャー。
…。
↑時雨サマ。
しかし年下の夫であった三上於兎吉、初めて写真をみたけれど、なんたる色男。
なんかいろいろなるほどなぁと思ってしまいました。
そして驚きの映像特典が、なんと!!
関東大震災の特集と、築地小劇場の特集だったこと!!!
え?これってもしかして港区が『モカコさん船パリ頑張って!』って影ながら応援してくれてるってこと!?とか思っちゃうよね。笑
2000年に築地本願寺から発見された幻のフィルムの復元です。関東大震災の映像ったらそうそう観れないですよ。
しかしこれはねぇ、いろいろ大正末期〜昭和初期を極めてから来たから余計に面白いな。
「解る」っていう面白さがあるんだよね。そして与えられる情報や資料に対して、
「いやそれはこうなんじゃないかなあ」とか、
「ふむふむなるほどね」とかって、自分なりの見解をもてている自分がいたりして。
とにかくこの6F明石ドームをまるごと制覇して、かなり充足感アリ。
てなわけで堪能して外へでたら、さっきまで昼だったのにいきなり夜になっててびっくり。
あとこれはちほさんから聞いてたんだけど、↑でわたしが抱えている冊子、みなにお配りしてくださるの!!!すんげー貴重な資料の数々の凝縮よ!あっちこっちかけずり回ってようやく集められる資料たちよ?このようなものをあっさり頂きまして恐縮です。
これらその一部であります。いやはや…。
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コメント
へー!!これタイムリーすぎってか、すごいですね!!
投稿: aoki | 2012年11月23日 (金) 23時34分
青木くん うん。絶対青木くんも好きだとおもうよ、これ!!
投稿: もかこ | 2012年11月30日 (金) 08時13分