小野川初日
これは温泉から宿への帰り道、小野川温泉の夜です。
iPhoneの懐中電灯アプリを使わないと足元も見えない夜道を歩いて、
大きな月と蛍を見ました。
↑「煌煌と輝く田舎の月はわたしに物語る」
方向性はようやく決まって冒頭は書いてみたものの、まだまだ先は長い船パリの執筆のことや、ほとんど初めての経験になる映画の現場のことや、
初対面の人が多い中一緒に作品をつくる1週間のこととか考えて、新幹線を待つ東京駅では、冒険心溢れるわたしには珍しく、なんだかとても心細かったのですが、いま、心から、このタイミングでここへこれてよかったと感謝しています。
慌ただしい中、朝までオリンピックを見て英気をを養いつつ、自分の肉体と魂と同じ分量だけの疲労と憂鬱をトランクに閉じ込めて列車に飛び乗りましたが、本日は前乗りというか、予想以上にゆっくりさせてもらって、いろんな意味で気持ちを整えることができてよかったなと、この機会を与えてくれた山口くんと、心のオアシス阿部さん(笑 に感謝しています。
思い切って来て良かった。
一緒に作品を作ったことがあるだけで(阿部さん)なんて心強い気がするのでしょう。
わたしの撮影は明日と4日で、それ以外の日はお手伝いということなのですが、そこまでかつかつの予定でもなさそうなので、この小野川の町並みを通していろんなことを見つめなおすいい時間になりそうです。
今年の初めにフィンランドに行って、いろんなことを感じ、立ち止まって自分について考えました。そこから駆け抜けた半年、いままた立ち止まって自分について考えこの2012年の下半期を過ごすいいきっかけかなと思っています。
極寒のフィンランドには毎日サウナがありました。
真夏の小野川には温泉があります。
そこでひとりになるひとときに何かを見つけることができたらと思う。
最初ひとりだった部屋も急遽相部屋になり、初めて出会う人と一緒にご飯を食べて温泉に入って、今日撮影ではないキャスト陣と一緒にご飯を食べていろんな話をして、
ひさしぶりに「新しいひとと出会う」という感覚にも触れ、いまはわたしにとってかけがえのない存在になった人たちと「新しく出会った」2010年のことを思い返したりしています。
えー撮影に関してなにも触れられていないのですが、一応今日は前乗りな感じですのでお許しを。明日からはぐっと山口ヒロキワールドに染まって、彼の気迫から何かすてきな感性を貰いたいと思っています。
では写真いろいろ↓↓
行きしな。ちょっと心細いわたし(笑
肉体と魂と同じだけの分量の憂鬱を…ってなんかこの言葉川上未映子さんのパクリだな…。
わたしが泊まっている宿「二階堂旅館」相部屋のれいこちゃんと。
(かの六本木のれいこちゃんではありません 笑)
こういう旅館すごくすごくひさしぶりに泊まったよ。
小野川の人はみなさんとても好意的で協力的で、小野川の町を愛し、映画づくりを通してもっと町を活性化させたいんだという気持ちがひしひし伝わってなんだかぐぐぐと胸にくるものがありました。
監督と撮った写真載せたいのですが、他のキャストも映っているので載せていいか確認しだいのUPにします。では、おやすみなさい!もちろんこちらでも合間を縫ってオリンピック見てます。
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