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2012年2月15日 (水)

松井冬子と昨日のこと

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昨日、横浜みなと博物館でやれることが思ったより早く終わったので、その近く、横浜美術館のレストランで働いているジニアス時代の後輩の健太に会いにいって立ち話をすると、
「すぎさんならなんか感じ入るものがあるんでは」と、松井冬子展をすすめてくれた。
彼女がまだ三十代だということ、同年代の表現者であることがひっかかって行くことにする。(少し上ですけど)

「松井冬子めちゃ美人なんですよあとでネットで調べてください」

と言われて美術館に入った折も折、入り口に凄い美人が居て、ググってみると松井冬子本人の模様。
さっそく報告した健太からは「さすが!持ってますね〜」と言われながらも、作品より先に本人に遭遇してしまったのはわたしにとっては残念な事故。であった。
が、そのあと松井冬子展をまわっていて思いの外インスピレーションを受け感銘を受けていると本人がなんと入ってきた。偉いぽいひとを案内する日らしくて、 金魚のフンよろしくしばらくそこについてまわって松井冬子本人の説明なんぞに”ふむふむ”と耳を傾けたりした次第である。一瞬だけ当人とも接触(笑)

個人的には、没頭しすぎて次の一年なにも作品がつくれなくなったという東京芸大の卒業制作の「世界中の子と友達になれる」よりも二年後につくられた同じタイトルの別の絵のほうが格段に良く本質を射貫いていて(わたしにはそうみえた)とても興味深かった。
ああ、なんかそういうもんなんだよなあって共感した。
(なんか丁度時期も BABYBABYやったり初代JUNEを書いたりしてるころで、かぶっているんだよね)

右往左往して体力もセンスも限界までやって作ったもの、もちろんそのときのベストなんだけど、知らないうちに力がつくと、それを超えるものがいつのまにかひょひょっと作れてしまう。え〜あの苦労なんだったの!!って思うんだけど、きっとあの苦労があるからいまそれが出来るんだと思うんだよね。筋肉がついたからいつのまにか持ち上げたとき、軽かった、、、みたいに。

あとは下絵なんぞもみれたから、やっぱり何層にもわたって設計図というか、そういうものを作っているんだなって参考になりました。圧倒的に提示したいものがあるときはやっぱりMAPがいるよね。方位磁石というか。

個人的には臓物を描きじゃくっているのは別に猟奇的な感覚ではなくて、ひとのからだには見えないけどそれがあるのだから真実を描くという意味でそれを描くのだということに
「へー」とおもしろく思ったのと、あちこちに子宮が描かれていて、

「女(雌)だけが持ちうる特権としてそれを誇りに思い、最大の武器として提示することで最大の防衛をする」

といった説明があったのだけど、どうもわたしは子宮を持っていることや子を産めるということで保たれるアイデンティティや男(雄)に対する優越感はゼロの模様。
なのであまりピンとこなかった。

繁殖願望が極めて弱いわたしは、やはり生命力として、生きる欲みたいなものが欠けているのだなって思った。そういう意味では松井冬子さんはたくましい。

ともかくこの圧倒的純度にほれぼれするとともに、accoだってここまでいけるのではないかという期待と、この個展のこと角田ルミちゃんに教えてあげよう、という思いを抱いた。
個人的にはこのエッセンスを篠山雪乃(船パリ登場人物)に活かすことに決めた。まだ未定ですが。

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これがその卒業制作「世界中の子と友達になれる」

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わたしが本質を射貫いてると思ったほう「世界中の子と友達になれる」

※この見解はあくまであたしの個人的感想です。

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コメント

初コメント失礼します(* ̄Oノ ̄*)中島 桃果子さんのブログよませてもらってます(^-^)/ファンです(笑)活気お普段はあまりコメントはしないんですけど、結構チェックさせてもらってるのにコメントしないのもアレかなって思いまして(苦笑)今日はコメントしてみました(照)というかココログ会員じゃなくてもコメントできるんですね…知らなかった(汗)もしよかったらメアド載せとくのでメールしましょー(o^-')b中島 桃果子さんとお友達になれたら嬉しいです(*^o^*)

投稿: まりこ | 2012年2月17日 (金) 22時17分

まりこさん

最近あまり更新できていないのにありがとうございます。うれしいです。
よかったらfacebookの方にメッセージを送っていただければと思います☆

投稿: もかこ | 2012年2月20日 (月) 07時05分

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