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2011年6月12日 (日)

この惑星(ほし)の上で口づけをした僕と君

002
離ればなれの僕らは、誰の力も借りずにほら~ちゃんと出会えたじゃないか、
 間違ってなかった~歴史はすべて間違いじゃなかった~
そうさふたりの距離それは世界の直径、そしてそれを縮めていく人類の歴史ー

                      「毛皮のマリーズ/愛のテーマ」


僕は思うんだよ、それはすなわち電流のようなものじゃないかって。

人生を変える出会いってすなわち、それこそ電流のように僕たちのからだに流れて、感電したその瞬間に、僕たちの人生はもう変わってしまっている。
じっくり、とか、気がついてみれば、、とかじゃないんだよ、
はっきりわかるものなんだ。
だから思うんだよ、それはすなわち電流のようなものじゃないかって。

文字通りそれが、人生を変える出会いなんだ。
そこにきっと時間とか、理屈とか、建前とか、そういったものはいらないんだよ。

そう、君は僕のきぼうの光。

君に出会ったときに僕の人生は変わった。

そしてその瞬間に目の前に拓けた道の上を、僕はいまも歩いている。

生まれて初めてのことがたくさんあった。
もしかしたら生まれて初めてのことしかなかったのかもしれない。

だって、君に出会った僕は、もう、
昨日までの人生とは違う惑星(ほし)の上で歩いているんだもの。

だけどそれが、君にとってもそうであったかはわからない。

ただ僕が初めて感じたこと。

君のためになら、
君のためになることをしたいっておもうことなんだ。
僕のためになることではなくて、君のためになることを。
それが僕と君とのためにであるとなおいい。でも僕のためだけならいらない。
そして君のためだけになることであるならまだいい。

そう思うから僕は、
君のまえから「消える」っていうことだってやりとげてみせる。

思うんだ。
僕に出会ったことくらいでは、
君がいままでの生きかたややりかたを変えられないのなら、
きっとそこに光は流れていなかったのだと。
僕じゃなかったんだと。

光に打たれて、眩しさに目がくらんでいたのは僕だけだったんだと。

でも僕はそんな悲しいことを言いたくもしたくもない。
だって僕は見た。君の瞳の奥を僕は見た。

この惑星(ほし)の上で僕と口づけをした君。

僕は誰よりも君を知っている。
僕が見た君が、なによりも誰よりも、ありのままの君なこと、
僕だけが知っている。
君が願っているほんとうのことだって、君が欲しているほんとうの光が何かだって、

僕はきっと誰よりも知っている。

だから君よ、
もしも、あのときほんとうに僕たちが同じ光に打たれて、
君もその半分のまぶしさの記憶を持ちあわせているなら、
どうか「喪失」というところから、人生を変えてくれないか。

僕の喪失。君にとっての僕の喪失。
その喪失が、これからの君の人生の中の大きな何かに繋がるなら、
きみが誇れるきみの幸せに繋がることになるなら、
あのひ感じたことは間違いじゃなかったって僕は思える。
感電した瞬間に、君の人生も変わったんだって。
「歴史はすべて間違いじゃなかった」と。
僕の感じたことが正しかったとしたら、
僕の喪失は、君にとって大きな出来事であるはずなんだ。
それなら僕は、きみの人生のささやかな「かませ」になったっていい。

言っただろう、それが君と僕とのためになることならなおいいって。
でも、君のためにだけなるでも僕はいいんだ。
僕の行為を君がひどく鬱陶しく思って、僕を憎んでも、僕は構わないんだよ。
君のためになることならそれはすなわち、僕の幸せにも繋がることだから。
そんなふうに僕は変わったんだ。
誰の力も借りずにちゃんと、君を見つけたあの日に。

恋しか知らなかった僕は、 君という光に打たれて愛を知った。

だから君に嫌われることは、僕は怖くないんだよ。

君が、素晴らしい君のまま生きて日々を誇りに思うのなら、
僕は悲しくても幸せなんだ。

逆に、僕を喜ばせてくれたとしても、君が素敵でいてくれないと、
僕は不幸なんだよ。

だから僕は僕の喪失に賭けている。

僕の喪失が君を動かすことすらできないのなら、君をこれまでにないくらい考え込ませることさえできないのなら、
僕たちおそらく、
出会った意味さえも失ってしまう。

でも僕の喪失から何かが生まれるのなら、
君と僕とのなかにじゃない、
君の中に何かが生まれるのなら、

僕は、この惑星の上で、
世界の直径の、縮まらない端っこで、
いつまでも君を想うよ。その価値を信じる。

世界のはじでひとり君を想う日々は、
傍にいて流れない光にため息をつくよりも、
きっとずっと価値のある時間だと思うんだ。

たとえそれが死に届くまでの永遠であっても、僕は悲しくない。
悲しくないよ。

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