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2011年5月19日 (木)

僕らのティンカーベル

僕らのティンカーベル
僕らのティンカーベル

「すこし前から、君の肩胛骨のあたりに、小さな羽が生え始めていたのを僕は見ていた。

君は正直で、むきだしで、好奇心の塊。
過剰にエモーショナルで過剰にイノセント。
時に人をたわいもなく傷つけ、
ときにたわいもなく人に傷つく。

「ねえなんで?なんでなの?」
おきまりの口癖で、なんでを追いかけて、
君は地球だって一周する。
宇宙からぶらさがってくるたくさんのキャンディをひっぱる。

そんな君のcuriousを助けてくれる羽があればいいなって、
僕はずっと思っていたんだ。

大きくはばたくための翼なんて君にはいらない。
好奇心に輝くその目さえあれば君は銀河の中に浮かぶ一艘の船にだって、
きっとたやすくたどり着くんだから。

だけどさ、すずめが、地上から電柱にちょっと飛び乗ったり、
枝から枝へちょっと移動するみたいに、
君の好奇心が音もなく形になるような、
もしくは呼んだときには君がもうここにいるような、
そんな小さな魔法みたいな、やわらかいふわふわの羽が、
君にあればいいなって、
僕はほんとうに、そう思っていたんだよ。

でもいつしかその肩胛骨に、
君の笑顔と同じくらい可愛らしい小さな羽が現れた。
君はもう、どうして?どうして?
ってもどかしがって、泣かなくたっていいんだ。
その羽ねをパタパタって動かせば、その答えをくれる場所に君はいま飛んでいける。

そうやって君は、あしたもふいに飛んでいくんだろう?
まばたきのような淡い香りだけを残して。

でも僕たちは悲しくなんかないんだ。
君がまた小さなきまぐれを起こしてさえくれれば、
僕たちまた明日にでも君に会えるんだもの。

小さなティンカーベル。
僕たちのティンカーベル。
どうぞこれからも、誰かを思いやるなんてことを覚えずに、
君のなかの気まぐれを追いかけて、旅を続けてくれないか。
君に翻弄され、巻き込まれ、魔法を知ってまた日常に戻ること。
それがいつだって、僕らの望みだ。

僕たちのTae。
小憎らしいおしゃまさんでいてくれないと、
僕たちとっても悲しくなるはずだから。
君が人を翻弄するということは、
君に限って、
みんなが君を愛すことと同じ意味をもつんだ。
君に限ってはね」

2011 5.19 愛を込めて。from MOCA

明日たえこがロンドン帰るので、とみやすの提案で、詩を書きました。
残念ながら昨日のリービングパーティーでのサプライズ朗読は、taeの酔いっぷりで、とりやめになったらしいですが。笑

今日は久しぶりにまたパブロとたえと三人でお茶★

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コメント

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投稿: tae | 2011年6月 3日 (金) 08時32分

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