« 今週末は銀座キラ星カルテット☆ | トップページ | JUNE本日発売!! »

2010年12月10日 (金)

朝の東京タワー

Img_4266 Img_4267
歩くのはいい。

てくてく、てくてく。

歩くのはいい。いろんなことをゆっくり考えることができるから。
風邪っぴきで不整脈もちの虚弱な自分の余命をポジティブに考えてみたり、
じぶんと向き合ってみたりするのも悪くない。
ヘドウィグのサントラを、歌いながら歩いてみて、
周りに誰もいないことを確認して、
もうちょっと大きな声で歌って見る。

When the earth was still flat,
And the clouds made of fire,
And mountains stretched up to the sky,
Sometimes higher,,,,

地球がまだ平らで
雲は火でできていて
山が空に向かって背伸びして
ときには空よりも高かったころ。
人間はふたりでひとつ。
地球をゴロゴロと大きな樽みたいに転がってた。
愛が生まれる、まえのお話ー



見えるはずの歩道橋の定位置から東京タワーが見えなくて、

あたしはひどく動揺しちゃって、

そのオレンジを見るためだけに、三田まで歩こうとして、
東京タワーを見つけて、びっくりして立ち止まった。
朝の赤い東京タワー。

こんなにも街に紛れて、見つけられなくなってしまうんだね、
朝の東京タワー。
きっとあの歩道橋の上からも、
いつものように見えたはずなのに。

ぜんぜん見つけられなかった。

チェーホフ的に言うと、
『ちょっとした短編の題材』に事欠かない人生を送っているわたしだけど、

それもちょっと寂しいな。

紙切れの中にしかロマンがないなんて。

わたしもわたしの物語を、ちゃんと生きたいよ。

わたしと岡田が敬愛するマーガレットズロース的にいうと、

♪そのときはもう、歌なんか、歌わなくたっていいと思ってるんだ。
そのときはもう ことばなんか、
べいびーだけで十分だなって思ってるんだ~

物語なんか、書かなくていいって思えるようなときがいつかくるかな。
いやこないな(笑)
物語を書くことは生きることだもの。

でもぜんぶが『ちょっとした短編の題材』になるのは、ちょっといやだな。

知ってた?

わたし意外とうぬぼれやじゃないから、

希望的観測を盛って物語を書いているんじゃないんだよ。

あのなかにある物語は、

こうあってほしいとかいう願いじゃないんだ。

ありのままだと、
あまりに殺風景で、
たぶん読んだ人がさみしいきもちになってしまうから、

あたたかく思えるように、
温度と色を足しているんだよ。

でもそれが、

ほんとうのわたしのものがたりじゃないってこと、

あたしは知っている。

ロマンが足りないなあああ。

ロマンティックあげるよ。
ロマンティックあげるよ~

ほんとの勇気見せてくれたら。

うん。女の子はこれくらい強気でいないとね。

うん。

そして、朝の東京タワーにも、

ロマンが足りない。

|

« 今週末は銀座キラ星カルテット☆ | トップページ | JUNE本日発売!! »

コメント

もう見ました、面白いですね

投稿: 水月同人誌 画像 | 2010年12月10日 (金) 10時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今週末は銀座キラ星カルテット☆ | トップページ | JUNE本日発売!! »