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2010年4月26日 (月)

素直になれなくて

とうとうわたしのブログ検索ワードが、中島桃果子ではなく娼婦と淑女になってしまったモカコです。けれどもめんちゃん(石川伸一郎)がドカ売れすることを友人としてずっと心待ちにしていたので、喜ばしい限りとしよう。(笑

ところでドラマ「素直になれなくて」にはまってます。

わたしのドラマランキングはここ10年不動の、
1位:ロングバケーション
2位:きらきらひかる

(DVD欲しい…)ですが、ひさびさの北川悦吏子作品で、興奮しています。

この「北川悦吏子感

それが好きです。

ありそうでなさそうで、でもあるかも。

みたいな感じとか。

人間をキャラクターでとらえてないとことか。

ドラマだと「こう」ってなってしまうところがそうじゃないとこが好きです。

たとえば玉鉄が女の上司にセクハラされているところとか。
あまりドラマにはでてこないけど、実際は、
こういうやついる
っていうリアルな感じとか。

組織の上の人間は高圧的に話す。とか、
野暮ったいかんじの学生には女がいなくて、
イケメンは二股してる。
セクハラするのは必ず男。とか。

病気のヒロインは必ず死ぬ。そして美しい。みたいな。
そういうのって嘘くさくて大嫌い。

そういうのは昼ドラでやってくれ!って感じだったんだけど、娼婦と淑女には、
キャラクターの意外性ってのがちりばめられてて好き。
成り上がりで野心家の藤堂の残酷になりきれない一面や、冷静なはずなのにときどきとりみだしたりする瞬間とか。紅子が凛子の母親の悲しみを少し背負ってあげたいと思うとことか。
…って娼婦と淑女の話じゃなかったね。

瑛太が上野樹里のことを「もしかして女の痴漢?はじめてみたんだけど」とかって言うとことか好き。

twitterとか写メとかでてきて時代感ガンガンなのに、どこかにアナログな部分が残ってて、
入れ替わりの激しいのヒットチャートみたいな感じがしないこと。

選曲とか、ロケに使うカフェとかがどこか異国的で、でも東京で。
誰もが、かっこつけたいわけじゃないけど、生きてる街に見つけてる美しい景色をきちんととらえてて。心の中でつぶやいてるはず。それにときめけるほどピュアじゃないけどさ、とか思いながら。

あ。東京タワー緑になった

その圧倒的な世界感にうっとりします。あたしは。

すごいなあ。

「これこれこういうお話」
っていうよりは、
「人」を描きたいっていつも思ってるんだけど(芝居でも小説でも)

難しいんだ。

人の併せ持つ多面性や複雑さを言葉にするのって。そういう意味では役者を目指してるころから素晴らしいドラマなんかは誰が書いてるかすごく興味があって、「このひとが頭の中にこの世界を持ってるひとだ」とかって名前チェックしてたよね。

昔どこかの知らない話として楽しんだロングバケーション。
あのときあたしは高校3年で、東京を夢見てた。

31歳になったあたしは、素直になれなくてにでてくる渋谷の街をかなり隅々まで把握してる。これ、あそこだな。とか。
あたしはもうすっかり東京の街の人だ。

今までドラマや映画をみると、脚本や監督や、役者に感嘆しながら、
どうやったらこんなふうに演じれるんだろう
って俳優たちにため息だった。感動のため息ね。

最近気づいたのは、圧倒的に、
どうやったらこんなふうに書けるんだろう
って自然に思ってる自分がいる。
こういうものを自分も書きたい、と。
評価されるものという意味じゃなくて、
とめどなくあふれる自分の世界がきちんと形になったような。
そしてたくさんの人に届くような。そんなもの。

どうやらあたしは、芝居と同じくらい、書くことを愛しはじめているらしい(笑

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