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2010年3月 7日 (日)

上海バンスキング!!!(三回目!!)

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いやね、この前の日記で、「送り出し」のこと書きそびれたんだけど、
あたしとちほは、歯軋りして悔しがった、見れなかった「送り出し」
を、13年越しで見ることが出来たのです!
ナンバーは「リンゴの木の下で」と「ウェルカム上海♪」
もうディズニーランドのパレードばりに並んでさ。カーテンコール終わったら速攻移動。

そうそうこの日ね、チケットがブッキングしてしまって(あたしとちほで、管理できないくらいチケット取ったのよ、取れないより多いほうがいいかと思って。そしたら売りすぎて一枚足りなかったの)
それでとっさにちほが一枚立ち見を買って、あたしと千穂で、休憩で交代して、半分立ち見、半分S席で観たの。
でも、立ち見で少し遠く観る上海バンスキングは、隣にももちろん人はいるんだけど、座席としての密集がないことで逆に、こみ上げるものがあって、ポロポロポロポロ泣いてしまった。

それから。

秋川リサさんて女優さん知ってる?」
ちほがそう聞いて来たのは、それでも最近のことだよねえ。
秋川さんは時代を風靡したモデルさんであり女優さんです。
失礼ながらわたしは存じ上げなかった…
なんでこういうことになったかというと、ちほが歌ってる幡ヶ谷のMiu Barで知り合ったのだそう。それで上海バンスキングの再演の話になったら、
わたし自由劇場に五年いたのよ
ってことになったのだそうです。”もっと泣いてよフラッパー”に出てたんだって。

わたくし楽屋に再び行けるなど思ってもみなくて(ゲネのときだって棚からぼたもち…)
秋川さんに「あたしみんなに会いに行くけど~(来る~?)」と言われて、
!!!!!って感じでした。

それでこのような運びに。

秋川さんと自由劇場のメンバーには、同じ時代を共に戦った、ある種の感覚が流れてて。それってほんとうに一緒に何かをつくったもの同士だけが共有できるもんなんだよね。
例えばPu-Pu-Juiceとか、あたしも観に行ってはえらそうに批評してるけど、
やっぱりロビーでみんなの顔みたときに通じるなにかはあるんだな。
”価値観違う”とか言いつつ、彼らがやるたびに少しずつ大きな劇場でやってるのはすごく嬉しかったり。

串田さんは秋川さんを嬉しそうにHUGしてたね。

そして!!!

ちほは吉田日出子さんとツーショット撮りました。
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この写真撮ったの、あたしなんだけどね、フレームの中で、ふたりの空気が溶け合うような、とっても似た、親子を撮るような感覚におそわれたの。
そして次の日ちほは自分のアルバム”Sing Me A Song”を楽屋に届けたのよ。

詳細はちほブログにも!
http://hintmint.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-e1fd.html



これってすごいことじゃない?
アルバムの注釈にも書いてあるけど、吉田日出子さんの歌真似をするところから歌手になったちほのCDを吉田日出子さんが聴いてくれるなんて

自分ごとですが
(って、別に自分のこと書いたたっていいんだよね、あたしの日記なんだから・笑 それほどになんだか上海バンスキングに関しては自分が脇役に徹する思いがすごくあるのだ)
わたしは江國香織さんに選んで頂きでデビューしたわけですけど、
授賞式のときに、あたしも最初、何も言葉が出てこなくて、
神様のボートとホテルカクタスが大好きです」って必死の思いで言ったんだけど、
そのあと江國さんが、
桃果子ちゃんがそういってくれたことに驚いたし、嬉しかった。あの二つは自分の中でもすごく特別な作品だったから
って言ってたことを編集者に教えてもらいました。そのとき編集者のあゆさんが、
一生にあるかないかのそういった必然のめぐり会いに立ち会えて、文学に携わるものとして幸せに思う」って言ってくれたの。

あたしは上海バンスキングを追いつづけた人間として、この二人の、運命ともいえるツーショットのカメラのシャッターを押したことを、一生誇りに思います。

ほんとうに、生きてたら、すごいことがたくさんある。

その後、コクーンのカフェ・ドゥマゴで秋川さんから色んな話を聞いた。
(離れた席で取材受けてた串田さんがうちらに気付いて、”まだおしゃべりしてんのか”みたいな感じで寄ってきてくれた♪)

当時秋川さんは、武道館を一杯にするようなShowに出てたし、ケンゾーとかのShowに出てたから、こ汚い小劇場(自由劇場&串田さんのこと)にスカウトされたとき、一度芝居に出て嫌な思いもしてたのもあって、わざと嫌味で毛皮のコート着て、稽古場に行ったんだって。
このあたしに、小劇場出ない?なんていい度胸してるじゃない」みたいな気分で。

でも、稽古を見てるうちに「この人たち名もない役者たちだけど面白いな」って思ったんだって。
※その名もない役者が、今ではテレビや映画に引っ張りだこの笹野さんだったり小日向さんだったりするわけだからすごいよね。

それで五年間自由劇場に客演し続けたこととか、デコさんはおっとりして見えるけど、天才肌の完璧主義で、稽古ではすごく厳しかった話や、
「芝居やってる女はなんでブスばっかんだ」と言って、六本木を歩いてた余貴美子さんを、串田さんがスカウトした話、
大道具やってた面白い顔の男をスカウトした話(それが柄本明なんだから!)など色々聞きました。

上海バンスキングみたいな話を書いてほしい
と言われたと前の前のブログで書きましたが、
実はもうひとつ注文があって「女優の話を」ということでもあったんです。
でもさ、あたしは女優になれなかったわけで、
女優志望やもと女優志望なら周りにたくさんいるけど、一世風靡したような大型女優の知り合いなんていないし…と思ったところでこの出会いは大きかったデス(笑

秋川さん、とっても気さくな方で、そいでもって、そりゃあもう美しい。スタイル抜群、胸はあるし、顔立ち可愛いし、こりゃ20代のころはすごかっただろうな…と思ってたら、
秋川さんが昔出てたCMを発見。(クリックどうぞ)
なんて可愛いんだ!!

そんな話を聞いてたので、金曜「日本アカデミー大賞授賞式」で、二年連続、助演女優賞を受賞した余貴美子さんが(もともと大好きなのですこのひと)スピーチで、
小さな、ほんとに小さな、小さな小劇場出身でこのような賞は現実的ではなかったのですけど…
とスピーチするのに、秋川さんが言った、
余なんかも六本木で串田が捕まえてきたんだから」という言葉が重なり、胸がいっぱいになりました。
その小さな、小さな小劇場のみんなが、今16年の時を超えて、演劇の歴史に残る芝居をやっているのです。大きな劇場の立ち見まで連日満席にして。
そのことをもちろん余貴美子さんはご存知でしょうが、スピーチの最初に自由劇場のことを話してくれたことになんかじーん、としてしまいました。

まあそんな濃厚な、観劇三回目。
そうそうゲネの日記に「新しいリリー」と書いたけど、初演は余貴美子さんではなくて、
さつき里香さんだったのね。秋川さんに教えてもらいました。
あたしたちがみたVHSは余さんが演じてたからそう思ってしまったの。

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