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2010年3月 6日 (土)

上海バンスキングのゲネを観た!!(号泣!)

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※これは2月22日(月)のできごとです。

いやはや上京して12年になりまして、東京での作家人生はまだ一年と少し、
それまでの11年と大半は、芝居をやってたわけで、その長い演劇人生でも、
コクーンなどでやる大掛かりな商業演劇のゲネを見れることは今までなくって、
初めて声かけてもらえたゲネが「上海バンスキング」って~cryingうええ
あたしゃ田澤から電話かかってきたときのこともう一生忘れないよ。
「上海バンスキングのゲネ、見たい?・?」

見たいに決まってる~~!!

↑見てよこの懐かしいデザインがプリントされた幕を!
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見てよ、これがゲネ?本番さながらの満席だよ!!!
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見て↑(笑 このちほの顔を!!
ちほさんの人生を変えた上海バンスキング!あたしたちのルーツを確立した上海バンスキング。
花よりタンゴを観にきてくれた何も知らないお客さんが、
「上海バンスキングを思い出した」
「もしかして…上海バンスキング好きですか…」
っていう言葉をくれるたびに飛び上がってたよ。
それももともとは入れ違いに上京して、
「上海バンスキングを生で観ることができなかった…bearing

という飢えがあたしたちを駆り立ててここまできたわけで。
まさか!まさか!オリジナルメンバーで!!!
上海バンスキングを観ることができるなんて…crying

もちろん劇中の写真はないけど…。

weep

もう、笹野さんがトランペット持って現われた瞬間にこうよ。

weepweep

そしてあの、何十回聴いたかわからない「♪ウェルカム上海」の前奏が流れて、
幕が上がった瞬間…

cryingcryingcrying

「まどかさあーん。バクマツ~。シロ~crying

目の前でほんとに吉田日出子さんが歌ってるよ。
串田さんがクラリネット吹いて、笹野さんがトランペットを…crying

いやはや、
ほんとうに胸を打つ舞台でした。客席には脚本を書いた齋藤憐さんもいらしてた。

わたしこの舞台で、人生でたった一つ素晴らしい作品を残すことの素晴らしさ、
偉大さ、観客に一度届いた思いは時間を超え、役者の肉体すら超えるのだということを知りました。
初演は1979年ですから、当時まどかさんcherryの22歳から30歳を演じた吉田日出子さんは、
それから30年年をとっているわけです。ですから、それを22歳だということには本来ならば無理があるわけで。自由劇場のオリジナルメンバーで再演してるわけですから、それはメンバー全員がそうなんです。

けれども、まどかさんcherryは吉田日出子さんじゃなきゃ絶対に!だめで。

世間的に「それはありえない、無理だよgawk」と思われることを「ありえる」ものにする人たち。成し遂げるひとたち。
そのひとたちがほんとうに偉大なのだと知りました。


60歳(だいたい)のまどかさんが、まどかさんであり続けることができ、
変わらぬキャストのままで、同じ、もしくはそれ以上の何かを観客に伝えることができるのだと勇気をもらいました。やっぱり串田さんて素晴らしい。
いかにあの作品が偉大か、身にしみた。

観客は昔のファンで溢れてて、一曲ごとに大きな拍手と歓声。
(ああ書きながら泣けてくるweep)
で、それを、何も知らない人が見たらしらけるかというと、
きっとその観客と舞台の一体感に、身体が震えると思う。
そういうのが演劇なんだなって思います。

その場所に居なきゃわからないものがある

13年近く、叶わない願いとして心の中においていた「上海バンスキングを生で観たい。見たかった」という願いは、今日、叶えられました。
人生って不思議。

そしてなんと!ゲネ終了後、舞台セットなども見せてもらえたのです。
なんかパネルの裏で、パネルに油性マジックで雑に書かれた「上海バンスキング」の文字を見て、

「あたし、いま、あの上海バンスキングの舞台袖にいる…」

と思うとほんと血の気がひいちゃって、ほんとうに頭がもうろうとしちゃいまして、
何もできなかった。目に焼き付けることさえできなかった。
ただ立ってただけ、だからあんまり、舞台のセット覚えてないや。
ただいつも、コクーンの芝居って大声援アンコール8回!みたいな感じで、ここに立つのってどんな感じなんだろう?ってずっと思ってたから、舞台上から客席をのぞんだとき、
胸にくるものがありました。思ったより近くて、きっとお客さんの顔がよく見える、いい劇場なんだね。

わたし 余貴美子さんが出演しないのすごく残念だったけど、新しいリリー、とても素敵だったな。

帰りにうれしいこと。
楽屋まで来たから串田さんに挨拶したのだけど、対面するのすごく久しぶりなので、
忘れられてるかな?って思ってたんだけど、
「おお!」って気付いてくれて、
「いつもCDや写真送ってくれるの見てるよ、小説家になったんだよな」
って笑ってくれて、すごく嬉しかったなconfident
作家とは言わず小説家っていう串田さんらしさも嬉しかったし、
何より、上海バンスキングがはじまりで、いまやほんとうにまどかさんみたいになっちゃったちほのCDを、わたしどうしても串田さんに聴いてほしかったから、
「受けとってるよありがとう」って、向こうから言ってくれて嬉しかった。

江國さん、よしもとばななさん、山田詠美さん、野田秀樹さん、串田和美さん。

胸が締め付けられるほど好きな作品を作ってくれて、10年以上大好きな人たちだからこそ、対面するのは怖かったりするわけで。

会いたいけどできれば会いたくなかったり。

ともかく、上海バンスキング素晴らしすぎるよ~
今日の初日も楽しみだ!(ちゃんとチケットとってます!笑 というか最低3回は観にいくのだ!千秋楽のチケットだけがどうしても手に入らないよ~)

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