壺井さん結婚式
12月5日(土)にわたしの編集者の壺井円さんの結婚式がありました!
@グランドハイアット六本木ヒルズ。
壺井さんとは3月刊行予定の新刊「魔女と金魚(仮題)」に向けて、一緒に頑張ってきているわけです。魔女と金魚のスピンオフである「恋とアイスクリーム(パピルス)」から考えると、かれこれ10ヶ月くらい?一緒に仕事やってます。そもそも電信柱にぶつかるみたいに作家になったわたしに、一番に食いついてくれたのが(食いつく…笑)壺井さん。
「受賞の言葉読んで感動しました!本出しましょう!」
まだ蝶番も出てないのに(笑 そんなうまい話は世の中に転がってないと思ったわたしは、
もしできたらいいなと思ってる夢みたいなお話をしました「こんなのいつか書けたらいいな」みたいな。
「それ!出しましょう!うち(幻冬舎)で!」
「え?まじで言ってんの?」
正直、(そんな簡単に幻冬舎から本出ないでしょ、普通、しかも魔女の話だよ?魔女だよ?却下されちゃうよ~)と思い、信じてませんでしたが、あれから一年、あと3ヶ月もしたら、それが本屋に並んじゃいます。
それはラッキーでもなんでもなくて、ひとえに彼女の人間力と、本への深い愛あってこその粘り強い努力あってこそだと知ったのはもう少しあとの話。
春にはケンカもしました。ってもあたしが勝手にわがまま言っただけ。
「あたしの原稿がそんなに気に入らないならあんたが書いてよ!」的な…
(笑 幼稚だなあ、Me)
でもそういう話し合いを乗り越え、いまでは心から信頼する編集者のひとりです。
前置きが長くなりましたが、じゃん!
初めて「中島桃果子」名義で、
結婚式の招待状もらった~☆
いそいそと出かけました。近所すぎて時間余裕と思ってましたが、「大人の結婚式の装いってどんなの?」と悩み、毛皮=殺生だからマナー違反なので避けていたのに、マンションの下まできて、「え”っ!カバンがファーだし!!!」
と戻ったり…。それで五分遅刻しちゃって、そろりそろりと席についたら、わたしとひな壇を結ぶ視線の間にいる人は村上龍氏ではないですか!限りなく透明に近いブルーなんじゃないんですか?その隣には、プロフェッショナルで特集されてた敏腕編集者の石原さんじゃないですか!!3回くらい巻き戻して見たし!でもって村上氏がおそらく(あの子だれ?)みたいなことを石原さんに聞いてて、おそらく(あれは壺井が担当してる新人の…)みたいな感じになってて、「ああ…遅刻してきたし…おそらくみんな控え室で挨拶したりするのよね…ばかばか」って感じで冷や汗。美しく座っている壺井さんにも申し訳ないし…遅刻したせいで席次表もらえなくて、
「誰が編集者で誰が作家さんで誰が新郎のお連れ様で、誰が壺井さんのご家族かわかんないつまり誰に挨拶していいかわかんない
」という青ざめる事態に…
「ああ。ほんとに遅刻してごめんなさい…」
このあたりから気をとりなおしてカメラマンモカコに。日ごろのお礼にと一眼レフ持ってきたのだ!
石原氏Speach。プロフェッショナルのときも思いましたが、石原さん、話をするのがとても上手です。楽しく温かい素敵な祝辞でした。
村上龍氏Speach
人っていうのは勝手な生き物で、あたしも会うまでは「怖そう」と思っていた村上さんですが、壺井さんを心底可愛がっているお父さんのような祝辞に、すっかりファンになりました。
パパーン♪
華麗なる一族って感じね。
そして華麗なる三姉妹!!!
このあとしばし、お色直し…
そう。豪華なバンケットルームなのだ。うすうす気がついてはいたけど、ほんとに良家のお嬢さんなのね壺井さん…。
壺井さんの友人Speach&作家の 梁石日(ヤン・ソギル) さん(闇の子供たちや血と骨や、作品が映画になってますね、たくさん)Speach
このお友達のスピーチが素晴らしくて、いかに彼女が本を愛し、本と生きてきたかを教えてくれました。
「ある日勇気を出して『一晩で何冊くらい本を読むの?』と聞いたら『13冊』と答えがかえってきて、ショックを受けたのを覚えています」という言葉が印象的でした。
その後で梁石日さんがスピーチをしてくださるのを見てたら、なんだかそれが自分のことの様に感動してしまい、涙がでました。
「誰よりも早く素敵な本に触れたい」と編集者になって、一生懸命頑張って、文学の第一線に立って仕事をし、それを7年支えてくれた恋人が旦那さんなり、こうして素晴らしい作家さんが「形だけ」とかじゃない、本当の気持ちでお祝いに集まってくれているって、すっごく幸せじゃないですか?
旦那さんもやわらかい素敵な方で、なんかもう全体的にきゅんきゅん来てました。
同じテーブルだった、イラストレーターで作家のおおたうにさんと☆
素敵なショットでしょ?
これを撮るのに夢中になって、列から離れてたら幻冬舎のみなさんに「中島さん、中島さん~」と呼ばれる始末…。いつも裏方だから、気を遣ってもらうポジションに不慣れなMe…。幻冬舎のみなさん、ほんとに温かくて素敵な方ばかりでした。
二次会の場所がなんとあたしの家から徒歩五分!
これは行くでしょと二次会もおしかけ…壺井さんの同級生とはしゃぎ、レイレイ(旦那さん)に飲ませ…。
あ。チューしてる~
みたいな感じで、壺井さんの愛らしさや、壺井さんを愛するたくさんの人に出会えた素敵な夜でした☆
リンゴとか梨とか色々あったけど、
桃をくれたの~♪
壺井さん、ほんとにおめでとう!
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コメント
わぁ~
すごいゲストさんたちに囲まれて(いや桃果子サンも勿論凄い方だけど)楽しいパーティーだったようですね♪
がんばってくださいね!!
生・村上龍さん、貫禄ありますね~写真からもオーラ出てます。
そういえば、「魔女と金魚」あと3ヶ月で発売なんですね!パピルスであの短編読んでから、いつ出るんだろう?ってずっと気になっていたんですよ。春に向けて、楽しみが増えましたわ~
投稿: 真帆 | 2009年12月16日 (水) 13時24分
真帆さんへ
とにかく温かくて素敵な披露宴でした☆
新しい本、装丁なんかもこだわって、可愛くなりそうです。お楽しみに!!
投稿: モカコ | 2009年12月16日 (水) 15時40分