妹と油揚
ようやく、白い巨塔→古畑→ロンバケの、日常生活に支障をきたすサイクルから抜け出たMeです。10月の原稿地獄にきっかりおとしまえつけてから(10月ラストの原稿、幻冬舎の締め切りをきっかり守ったぜということを壺井さんにアピールしすぎです
)ずっと原稿書いてません(笑 ちょっとだけオフってます。でも迷惑はかけてません。財前にむかつきすぎてます、どうしても共感できない…(白い巨塔ね)
そして昨日しゃべくり007を見て、あたしのヒーロー阿部サダヲ様!に対する扱いの悪さに憤慨してます。スタジオのみんなも瑛太のときとか凄い歓声だったのに、阿部サダヲのときは「ワー。」くらいなんだもん
あたしだったら大絶叫だよ
あんなに凄い人はいません。結婚したいくらい好き!!とか思ってたら、休日は家族で伊勢丹いくんだって…それでもあなた様の才能に対する想いは尽きませぬ…
で、「妹と油揚」です。すごいタイトルでしょう?
エロティックホラーって感じしない?タイトルだけ見ると。
これは鬼才 天顔大介監督が撮った映画のタイトルなんですが、今回、これをメトロのお二人が素晴らしい客演陣と、天顔さんとともに舞台化するのでござんす。
メトロ第二回公演
じゃじゃじゃん!!!!
じゃじゃじゃん!
あ?何か解像度悪いかしら?
でも大丈夫
くわしくは月船さららのブログを参照してくださいまし。「サララテキカタルシス」っていうブログ。センスあるタイトルだと思いませんか?
愛と綻びよ永遠に…って(あたしの)、ちょっと重たいでしょ(笑 でも変えないけど。
カタルシスって言葉をさらっと使ってていいなと思う。(しゃれじゃないよ!)
http://ameblo.jp/sarara-tsukifune/
いきなり劇団のHPに飛んでもいいのだけど、他のお知らせもあるからさっ。
これを見たら「月船さらら」を知れます。あたしのブログより整理されて見やすいよ。
そして舞台ですが。わたしは出ませんよ(笑
こんなすごいメンバーで出れるわけもないけど(笑
1月の旗揚げは制作で入ってたけど、今回は、観劇のみになります。
それでも宣伝したいと思わせるのは、メトロのパワーであり、
月船さららさんのパワーであったりするのです。
「人生のターニングポイントでゼロになること」
これ、みんなできますか?できそうで本当に難しい。
自分が努力して積み上げてきたものをすべてなかったかのように新しくなること。
それって本当にできないことです。
たとえば後輩に頭さげて、忠告を請うこととか。
わたしは長年勤めたディスコを辞めたとき、ゼロになりきれなくて、ときどき振り返ってしまったりして、おかしなことに色々なりました。
頑張ってきたはずなのに「何もない今の自分」てやつを受けとめられなかったんだよね。
でもこの月船さららという人はそれをてらいもなくやるんですね。
だから応援しようと人がどんどん集まってく。
わたしは彼女の後輩です。
わたしは宝塚にも受からなかった人間です(全然後悔はしてないよ)
彼女は宝塚の男役スターとして、トップになれたかもしれないくらいまで登りつめた人です。
でもこのひとは、なんの気負いもなく、
「劇団を立ち上げたいので、主宰として先輩であるモカちゃんにいろいろ習いたい」
と、相方の出口結美子ちゃんと家にやってきました。ノートとペンを持って。
よろしくっす!みたいな感じよ
わたしは赤字になったりしてしんどい思いをしてほしくなかったし、商業演劇をやってきた人にシビアな小劇場の現状も知ってほしかったので、
「500の集客をすることがどれだけ大変か知ってますか?ほんとに厳しいですよ?」
とかえらそうなことをたくさん言いました。(後輩のくせにやなヤツ(笑))
さらら氏は(なんかカッコイイから男あつかい)
すべてを真摯に受け止めてました。
そういう人がホントに怖い人なんですよ。底なしのダムみたいに、
知識や情報を吸収し貯めていくので。
そういう「ゼロ」感をひしひしと感じたので、わたしは制作を手伝うことにしました。
正直芝居が好きすぎるわたしは、よその芝居の制作手伝いたくないのですよ(笑
わたしはけっこう敏腕制作ですから。(これはディスコでつちかった能力です)
でもあたしが主宰するときって、あたしを雇えないじゃない?
だから人の芝居の制作はちゃんとやれるのに、自分の芝居のときは受付とか、
バタバタしちゃって、それがはがゆいわけよ…。
(それで、『やっぱあいつツメが甘いな』とか言われちゃうの…いやでも次回は制作と舞監はちゃんと雇うぜ!)
それに、出演しない芝居にスタッフで入るのって役者はやりたくなるからけっこう辛いのだ。
でも、さららさんのためならやろう、と思わせる「ゼロ感」があったんです。
そして集客が1000を超えたとき、「ほんとにすげえ」と思いました。
すばらしい。ふたりの実力です。そして、本人たちが自分を「ゼロ」にすることで初めて輝き始める、頑張っていた過去の自分。宝塚時代のファンの人たちもたくさん来てました。
そして2回目。正直あたしが介入するレベルじゃないです。すごい。
だって見てよこのポスター。
脱いじゃってます(笑
お二人ともお美しい!
「清く正しく美しく」から「エロく正しく美しく」への、すばらしい脱皮を見よ!(笑
こういう挑戦的な感じがわたしはもう、きゅんきゅん♪くるわけよ。
月船さららさんてね、あたし的には美しい人っていう感じじゃなくて、
生生しい人って感じ。
昨年の終わりからけっこうキテるんだけど、来年あたり爆発しちゃうと思うので、
こんなに小さな身近な劇場で彼女を見れるのは最後かもよ?
そして次回のモカティーナ夫人の公演のときは逆に紙とペンもって押しかけてお世話になっちゃおー(笑
さららさんのことばかり書いてしまったけど、相方の出口結美子ちゃん。
このひとはほんとうに美しい。まじで美しい。
美しいのに謙虚で、しかもやるときゃやるっていう、大胆な芝居が魅力です。
綺麗な人に汚れというか、とことんやられたら、かなわないよね。
メトロは対照的なこの二人の組み合わせが魅力なんだと思う。
なんかさらら氏のこと、あたし野獣扱いしちゃってる?
でも、猿ロックの美人教師は美しいって評判でしたよねっ?(フォロー)
みなさん必ず観に行くべし!です。
あと、公開する映画もよろしくね。さらら氏は八嶋智人さんの奥さん役、ヒロインです。
これ、びっくりするんだけど、Pu-Pu-Juiceで共演したことある名人こと芹澤くんも出てるんだよ。世間てせまーい。
■映画「つむじ風食堂の夜」 ヒロイン 菜々津役
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