白い蛇
日々の報告(blogというのでしょうか)に、きちんと写真を貼らねばならぬ、という呪縛から逃れて更新が早くなったMeです(Meですってうざい?なんか韻がよくて使ってるんだよね)
そして弱冠ほろ酔いなのです。それは弱冠であって、
「こいつ酔っ払って書いたんだねー」というほど酔っ払ってないわたしもいて、実はこの後も原稿用紙6枚くらいは書かないと寝れません。
ところで今日渋谷THE ROOMにMAYAことウチダマヤのライブに行ってきましてそれが良すぎて涙がちょちょぎれてる次第です。
もともとあちこちで歌ってるシンガーですから「来てくれ」なんてあんまり言わないわけで、それが「来てくれ」というんですから、深夜だけど行きますよ、相当いいんでしょうよと行った訳ですが。
説明しますと、MAYAさんはあたしのというか某N師匠という方つながりで、あたしがCDの帯のコピーを書かせていただいたNOROさんというアーティストさんと最近曲を作っていて、今日は彼女が鍵盤で参加するということもあって行ったのだ。
そして弱冠ほろ酔いなのです。それは弱冠であって、
「こいつ酔っ払って書いたんだねー」というほど酔っ払ってないわたしもいて、実はこの後も原稿用紙6枚くらいは書かないと寝れません。
ところで今日渋谷THE ROOMにMAYAことウチダマヤのライブに行ってきましてそれが良すぎて涙がちょちょぎれてる次第です。
もともとあちこちで歌ってるシンガーですから「来てくれ」なんてあんまり言わないわけで、それが「来てくれ」というんですから、深夜だけど行きますよ、相当いいんでしょうよと行った訳ですが。
説明しますと、MAYAさんはあたしのというか某N師匠という方つながりで、あたしがCDの帯のコピーを書かせていただいたNOROさんというアーティストさんと最近曲を作っていて、今日は彼女が鍵盤で参加するということもあって行ったのだ。
で、以前MOCATINAの「愛と綻び」の方にMAYAさんのリハを除いた旨を書いたのだけど、それは豪華なバンド編成は素晴らしかったのだけど、どうもMAYAが歌いにくそうで、「声帯結節の調子どうよ?」って感じだったんですけど、それはグルーヴの問題だったのです。
もし誰かにMAYAを紹介するとして、「失神するくらい歌が上手い」とは紹介しません。「とりあえず聴いてよ、そしたら解るから」ってのはちほさんの方です。でも彼女は他の人にはないグルーヴを持っているんですね。
音感の悪いわたしはやっぱり音をグルーヴで感じているので、音感に敏感な人に対してあまりえらそうに言いたくないのですが、
「歌や演奏が上手い人
」と
「音楽をやるべき人
」とは、
必ずしも比例しない、というのが持論です。
あたしはずっとMAYAを「歌うべきひと」と思ってて、
でもMAYAがいまいちパッとしないという壁にぶつかっていることも知っていました。
でも今日のライブはほんとに何かすべてが解き放たれたような解放感とグルーヴに溢れてて、バンドもいいし、MPなんとかのマイクB(これ 人ね)もいいし、なんか、そんなMAYAを見てると、涙がぽろぽろこぼれてきたのです。酒飲んでないのに。
そのときあたしは思いました。人は体に白い蛇を飼っているんだと。
才能という白い蛇を。
それは何も世に出るようなわかりやすいものでなくても。
きっと「才能なんてたいしたもの俺はもってません」
っていう人は、実はうまいことその蛇を遊ばせることができてたりして。
でも、あたしや、MAYAのような人間は、体の中に蛇がいることをわかっていながらそれをどうしてやることもできなかったんです。
当然のごとく蛇は暴れて、内臓を食い荒らすこともあれば、内なるエネルギーをうまく操れなくて、接する相手にひかれたり、理解してもらえなかったり、的外れなことをしてしまったり。
もし誰かにMAYAを紹介するとして、「失神するくらい歌が上手い」とは紹介しません。「とりあえず聴いてよ、そしたら解るから」ってのはちほさんの方です。でも彼女は他の人にはないグルーヴを持っているんですね。
音感の悪いわたしはやっぱり音をグルーヴで感じているので、音感に敏感な人に対してあまりえらそうに言いたくないのですが、
「歌や演奏が上手い人

「音楽をやるべき人

必ずしも比例しない、というのが持論です。
あたしはずっとMAYAを「歌うべきひと」と思ってて、
でもMAYAがいまいちパッとしないという壁にぶつかっていることも知っていました。
でも今日のライブはほんとに何かすべてが解き放たれたような解放感とグルーヴに溢れてて、バンドもいいし、MPなんとかのマイクB(これ 人ね)もいいし、なんか、そんなMAYAを見てると、涙がぽろぽろこぼれてきたのです。酒飲んでないのに。
そのときあたしは思いました。人は体に白い蛇を飼っているんだと。
才能という白い蛇を。
それは何も世に出るようなわかりやすいものでなくても。
きっと「才能なんてたいしたもの俺はもってません」
っていう人は、実はうまいことその蛇を遊ばせることができてたりして。
でも、あたしや、MAYAのような人間は、体の中に蛇がいることをわかっていながらそれをどうしてやることもできなかったんです。
当然のごとく蛇は暴れて、内臓を食い荒らすこともあれば、内なるエネルギーをうまく操れなくて、接する相手にひかれたり、理解してもらえなかったり、的外れなことをしてしまったり。

わたしが蝶番という作品を書く終盤のほうで「泣いた」ということを書いたせいで、自分の書いた文章に自己陶酔して泣いたと解釈してる人が多いですが、そうではないんですね。長年自分の内側に閉じ込めて居場所を見つけられなかった白い蛇を、遊ばせてあげる場所が、こんなにも身近なところにあったことに驚いて、安堵して、泣いたんです。
今日のMAYAのライブはまさにそんな感じでした。自分の持っている蛇に毒されて病んだり、迷ったり、もがいたり、時には誤解されまくって、彼女も自分の白い蛇の遊ばせ方を知ったのだなと思ったわけです。
サウンド的には踊れるように全部が華やかなアレンジをされてて、
「これだよ、まや!」って感じでした。
ベイサイドラブって新曲あるんですけど、全然今日のアレンジのがいいね!SONYのF氏や、N師匠が来れないというアクシデントもありましたが、「残念、あれを見れなかったなんて!」って感じ。
わかるかな。見てもらえなかったことが残念なんじゃなくて、見れなかった人残念ねって感じです。
おもしろかったのはジャミロクワイ。
ちほさんがこれを歌うとジャズに聴こえるのに、
MAYAが歌うとR&Bに聴こえる。
おもしろいね。
とりあえずそんな感じでノリノリになったところに次のDJがまたよくてあたしは踊りまくりです。ナンパ目当ての大箱で、エキセントリックに踊っちゃうと「こいつ今日やれる」みたいなbitch扱いになっちゃっていい年してすんげえ面倒なんですけど、こういう音を重視してる箱だと「みんな伝わってる~?」みたいな感じで、踊っててもある種のコミュニュケーションがあって、それは会話じゃなくて波動なんだけど楽しい。たえこさんのロンドン留学がちかづいて「あたし誰と音楽すればいいわけ?」って感じだったんですけど、MAYAファミリーもなかなかいいね!
そいでもって、NOROさんやMAYAと「おつかれー」やってるうちに、DJ変わっちゃってずんごい残念。あーもっと彼女で踊っておけばよかった。MAYAの流れをうまく汲んだ、クラブジャズ系というか、ピアノ管楽器系ハウスというか(いやでも4つ打ちじゃなかった)、いい感じだった。次のDJもけして悪くないんです。ただゴリゴリのHIPHOPが苦手なだけ。DJ BASSくんという素敵なDJがいまして、彼のDJに慣れてしまうと、耳だけ肥えてしまって、心から躍れる箱が少なくなってしまったことを、誇りに思うべきか残念に思うべきなのか。
ともかくTHE ROOMはかなりよかったです。
4じころから回し始めたDJがけっこうSOUL中心の選曲なんだけどそれがまた良くて「帰れないじゃない!!」
テキーラのGUN 2発飲んで、DITA、そしてコスモポリタン。
演劇あがりの映像作家と仲良くなって、むこうは作家さがしてます。
あたしは「映像作れるヤツ探してるんだけど」
めでたくディールで、今後が楽しみ。
そしてこんな舞い上がった状態で引き続き書けるのか、
それは大いなる疑問。
踊りにいくのに一眼持っていけるか!っって感じでブレブレデジカメフォトですけど、
こういうのシャガールみたいで嫌いじゃないんだ。
そして明日は銀座キラ星のライブなのだ。
MAYAさんの歌聴いて、ちほさんの歌聴いて。
なんて贅沢なんでしょう。
明日浅草HUBでみなさん、待ってます。
ARTISTIC PANTIEニュースをごらんあれ。
あーあ。オリオン座流星群、今日は曇ってもう見えやしない。
みずえのブログみて落ち込む…
みずえのブログみて落ち込む…
いいでしょう、みんなの足。
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コメント
もかこさん☆イベントで会えてすっごいうれしかったです!気づいてました?10/22は、私がCD出した日で、もかこさんが、大賞受賞した日だったって事・・・
投稿: NORO | 2009年10月25日 (日) 00時38分
そうそう!CDの発売日と小説新潮の発売日が一緒だったんですよね!もう一年か!そしてまた集合していたわけだ…ROOMナイトはほんといい夜だったもん。なるほどねー。
投稿: もかこ | 2009年10月26日 (月) 17時20分