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2009年7月13日 (月)

未映子「頭の中と世界の結婚」

Atamanonaka2Atamanonaka2_2Atamanonaka2_3ブログばっかり書いて原稿大丈夫??と思ってる友人のみなさん。一応10分前に、AERAの原稿の直したヤツを入稿したところよ!仕事もしてます。書き下ろし300枚はまだ一枚も書いてないけど…。

川上未映子さんのことを書くのは久しぶりです。もともと、1年半ほど前、小説を書いて賞に出そうと思ったときに、本離れが進んでたわたしは、その時の直木賞と芥川賞をとりあえずまず読むかと、桜庭一樹さんの「私の男」と川上未映子さんの「乳と卵」を読んだ。「乳と卵」がめちゃくちゃ面白くて、こういう本を書ける人がこうやって認められ世に出てることも嬉しくて俄然わたしもやる気になったのでした。それでそのことを日記に書いて、川上さんの独特の文体のとりこになってたわたしは文体をまねっこして日記を書いたりしてたのだけど、まさかその一年後、自分が作家になってるとは思ってなくて、あまりに早すぎる人生の急展開にびっくりしてた頃、どうもそのあたしの昔のブログが端で、ネットで「川上未映子を意識してる」みたいなバッシング(けっこうひどかった)を受け、知らぬ間にあたし土俵の上のっかってるわけ??オーディエンスのつもりだったんだけどっ??みたいな衝撃を受けて、
(わたし自分が思ってもみないことで思ってもみない突かれかたするとボロボロになっちゃうの。あたしの常套句ですがその『温度差&決め付け』が辛いの)

それで、なんか「別にあたしファンでもないし、意識してないし!みたいな過剰反応で(↑子供) 川上未映子作品からは足が遠のいていたのですが、最近、未映子時代(歌手のとき)の楽曲にすばらしい曲を発見しまして、今、未映子をヘビーローテンションで聴いてます。

You Tubeに一瞬ライブ映像の入ってるドキュメンタリがあって、そのピアノの音と、歌詞、それを歌う未映子さんの雰囲気にしびれて、曲を探してダウンロードしたけど、それはギターアレンジで、NHKに問い合わせたところ、ピアノアレンジはライヴだけのもので、それは市販されてませんとのこと。いつかピアノアレンジの映像なり音源を手に入れたいと思いながら、ギターアレンジで聴き込んでいるのは「ひとは歌をうたいます」という曲です。 

一番好きなところは

そしてあなたは、あなたの声であなたの、歌をうたうのよ、あなたはあなたの声で~
そしてあなたは、あなたの声であなたの、歌を生きるのよ~Hee~Hee~♪


というところでHee~Hee~のところがまたいいんだ

後に続く
儚いから夢を見るの
叫ぶのよ 求めるの Ah愛するの Ah憎むのよ Ah許すのよ

のあたりはあたしの好きなアラニスのYou Learnて曲とスピリッツが似てて好き。
you grief  you lern ,
you love  you learn , you loose  you learn. . .
って続くんだけど。

やはりわたしは彼女の紡ぐ言葉が好きなんでしょうね。そして歌手としての未映子さんがかなり好き。作家としては好きな作品とそうでないのがあって(でもあたしもともと、作品につくタイプ。Jonny Depp大好きだけど全部の作品が好きなわけじゃない)
ブログなどで展開される、ふしまわしは独特でクセになるのでちょいちょいまたあれが食べたいみたいな感じで覗くのですけど、例えば中原中也賞を受賞した作品(先端でさすわさされるわそらええわ/詩集)とかは、accoとかはすごいツボって日記に書いてたけど、わたしはあまりよくわからなかった。多分わたしが純文学や哲学に対するポテンシャルが低いのかな?中原中也は好きなんだけどな。

乳と卵がよかったので、次回作書き下ろし早く読みたいなあなんて思ってたら、今日たまたま撮ってた情熱大陸が川上未映子さんで、「ヘヴン」という新作を書かれた模様。これは明日さっそく買わねばと思います。芥川賞受賞後初の長編ということで、苦悩されてる姿が放映されていました。それは絶対的に苦悩するよなあ。
情熱大陸は面白かったです。妹には、「他の作家さんの活動に共感してる暇があったらお前が原稿を書け」と言われましたが 笑 (ここ数日のあたしの逃げっぷりを知っているので)

ヘヴン、早く読みたいなあ。

最後に、「結ぼれ」という曲から歌詞の一部を。これね、ブログの「結ぼれ」とはまた違うのよね。ブログに載ってた「結ぼれ」も共感しましたが(accoよわたしもこのくだり好きだったぞ)歌になってるヤツの歌詞もいいです。
accoが
「わたしが思うことや、考えてることをわたし以上に上手に言葉で表現してくれる人が世の中にいるからわたしは小説を書かないで絵を描く」と、初めて会ったときいってましたが、ちょっとわかる。わたしは作家だけど、川上さんの言葉読んで、「かわりに叫んでくれてるなあ」と思うもんね。それを声にのせて歌うことができるなんて素晴らしい。
もっと歌ってほしいなとも思います。そしてピアノアレンジの「人は歌をうたいます」が欲しい…。

結ぼれ(抜粋&順不同)

ついさっき抱いてもらったっていうのに
私の心と体はふちだけになってしまった
何もかもが不確かで、何もかもが美しすぎるの
どうしてわからないの?

いいわけを考える あと少し触っていたい
私を満たす癖をもつ、嘘をもつあなたを愛せば

何もかもが不確かで それだから 私たちは会えた
どうしてわからないの?どうしてわからないの?

あなたはこの歌をただの春の夜のきまぐれだって
どうして笑っているの?

「何もかもが不確かで それだから 私たちは会えた」ってフレーズが一番好き。
なんか体の芯に響く。

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